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>>もしかして歯肉炎?症状と治療の方法まとめ

2015年09月16日

もしかして歯肉炎?症状と治療の方法まとめ

もしかして歯肉炎?症状と治療の方法まとめ

歯肉炎とは?

歯肉炎は良く耳にしますが、実際に歯肉炎とはどのような症状でしょうか。

【歯肉炎とは】
子供から大人までなる可能性があるのが「歯肉炎」です。
どの人の口の中にもある細菌が、歯磨きが不十分だったり、糖分の多い食物を多量摂取したりすることにより、増殖し、口内のバランスが崩れることで炎症が起きます。この炎症が歯肉だけにとどまっている状態が「歯肉炎」で、歯周病の初期段階に見られます。

【歯肉炎の原因】
歯肉炎の一番の原因はプラ-クや歯石などの歯についた汚れです。
ようじで歯の表面をこすると、白いノリ状のものがつきますが、これが細菌の塊「プラーク」です。歯みがきが不十分だとこの「プラーク」が増え、歯茎に炎症がおき、歯肉炎になります。
ほとんどの場合が、歯磨き不適切による歯垢が原因ですが、次のように別の理由で歯肉炎になることもあります。

薬物・・・一部の薬が歯肉組織を異常に増殖させて歯垢を取れにくくすることにより歯肉炎が起こります。
ビタミン不足・・・ビタミンC欠乏症(壊血病)によって歯肉が炎症を起こします。
感染・・・歯肉などの口内の組織がヘルペスウイルスに感染して起こる病気として急性ヘルペス性歯肉口内炎があります。
妊娠・・・ホルモンバランスの変化により軽い歯肉炎が悪化することもあります。
閉経・・・閉経後の女性を中心に、剥離性歯肉炎と呼ばれる痛みを伴う病気が起こることがあります。
白血病・・・白血病の子供の約25%に、歯肉炎が病気の初期の徴候として起きます。

歯肉炎の症状

自覚症状を感じることがほとんどなく、「歯がむずがゆい」「ブラッシングをした時に少し出血する」程度の場合が多いようです。
具体的な症状を見ていきましょう。

【歯の表面にプラーク(歯垢)がみられる】
歯と歯茎の境目に白いプラークがたくさんついた状態になります。

【歯肉の縁がはっきりしない】
健康な時は歯と歯肉の境目ははっきりいていますが、この境目がはっきりせず、歯肉の縁が薄く伸びてしいます。

【歯肉の縁が赤くなる】
赤い帯状のラインが歯の周囲に見られます。

【歯肉が腫れる】
指で押すとぶよぶよした感じに歯茎が膨らみます。

【出血する】
通常の歯磨きで出血します。

こういった症状が見られた場合は早めに治療を受けましょう。

歯肉炎と歯周炎と歯周病のちがい

「歯周病」は大きく、「歯肉炎」と「歯周炎」にわけられます。
歯周病の中で、歯茎の炎症だけにとどまったものを「歯肉炎」と言い、そこから歯槽骨まで炎症が及び歯槽骨がとけだしていった状態を「歯周炎」と言います。
歯肉炎の段階なら治療で比較的簡単に元の状態に戻れますが、歯周炎の場合、歯槽骨が溶けだすと、歯がぐらつきます。症状がひどくなれば歯を失う可能性があります。
歯肉炎の治療法
歯肉炎はほとんどの場合、歯医者さんから教えていただいた正しい毎日のブラッシングと定期的なプラークコントロールで完治できます。
レントゲン撮影をしたり、歯周ポケットの測定をしたりすることで状態を確認後、歯垢や歯石の除去をし、症状によっては口内清掃、詰め物を新しくする、他の病気を治すといった治療もあります。

【その他の最新治療】
・3DS(Dental Drug Delivery System)
歯肉炎に効く薬をマウスピースの中に入れ、直接歯茎に浸透させる方法です。

・抗生物質
歯肉炎の症状が強い場合に一時的に使用して改善させることがあります。ただし、あくまでも一時的な改善のために使うもので、これにより完治させるものではありません。

【まとめ】
歯肉炎では歯茎が腫れたり、歯磨きのときに血が出たりという症状が見られるものの、痛みがほとんどないため、症状に気がつかなかったり、たいしたことはないとそのままにしたりする人も多いようです。
放っておくとどんどん症状は進んでしまうので、しっかりと初期段階でケアすることが大切です。

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