コラム
>>歯周病の治療方法は?~原因から費用まで~

2015年09月24日

歯周病の治療方法は?~原因から費用まで~

歯周病の治療方法は?~原因から費用まで~

歯周病とは?

歯周病という言葉はCMや商品名などでよく聞きますが、実際にはどのような症状でしょうか。

【まずは歯周病を知ろう】
歯周病とは、歯周病菌が周りの組織を破壊していく細菌感染症です。
歯と歯肉間の掃除が不十分だと、そこに細菌が停滞し、歯肉が炎症を起こします。ほとんどの場合痛みはありません。進行すると歯と歯肉の境目の歯周ポケットが深くなり、歯を支えている歯槽骨が溶けて、やがて歯が抜けてしまう原因になります。

【歯周病の原因】
口の中には300~500種類の細菌がいるといわれています。不十分な歯磨き、糖分の過剰摂取により細菌がネバネバした物質を作り出し、歯にくっつきます。これが、歯垢(プラーク)です。歯周病はこのプラークによって引き起こされます。

進行度により違う治療法

歯周病治療は、軽度の場合は比較的簡単ですが、重度になると歯周外科(外科手術)が必要となる場合もあり、進行度により治療内容、体への負担や費用、治療期間も大きく違います。

【検査】
検査により現状を把握することがとても重要です。

・プロービング検査
歯周ポケットの深さを調べるための検査です。目盛りのついたプローブ(探針:針状の金属製の器材)を歯と歯肉のすき間に差し込み深さを測定します。

・レントゲン検査
歯槽骨の状態を確認することで、歯周病の進行状態を見ることができます。このときの被爆量は日常生活で自然界から浴びる1年分の自然放射線の数十から数百分の1程度とされています。

【治療方法】
・スケーリング(歯石取り)
歯に付着しているプラークと歯石を専用の器具で除去することです。

・ルートプレーニング(歯根に付着した歯石の除去)
器具を使って歯根(ルート)の表面を削り取り、滑らかに(プレーニング)する治療です。スケーリング(歯石取り)の後に行われます。

・歯周外科治療
・切除療法・・歯周ポケットをなくすことを目的として行われます。
・フラップ手術(歯肉剥離そうは術)・・歯周ポケットの歯肉をはがし、むきだしになった歯根についた歯石を除去する治療です。

【最新治療】
・薬で治す歯周病
飲み薬と歯磨きで除菌することで歯周病を治す方法です。歯周内科では、歯周病菌を「減らす」ではなく「なくす」ことで、歯周病を治します。

・歯周病専用レーザー治療
レーザー治療は、痛みを感じることなく従来の歯周外科治療と同じ治療効果を得ることが出来ます。

歯周病治療にかかる進行度別費用と期間

多くの歯周病の治療が保険が適用になりますが、歯周病が進行して最新治療が必要になった場合には、自由診療となりますので費用は高くなります。

【歯周病の治療費の一例】
[軽度] 歯周ポケットの深さが4mm以内
治療期間: 約2ヶ月
保険内 0.5万円~1万円 保険外 1万~5万円

[中等度]  歯周ポケットの深さが5mm~7mm
治療期間 : 約3ヶ月~1年
保険内 1~5万円 保険外 5~50万円

[重度] 歯周ポケットが8mm以上
治療期間 : 約1年、またはそれ以上
保険内 3~10万円 保険外  20~300万円

歯周病の予防

歯周病の原因である細菌性プラークは毎日の歯みがきによって減らすことができます。これを「プラークコントロール」と呼びます。そう。あなた次第で歯周病治療は大きく変わるのです。

【その他の予防】
a) 禁煙 ・・ 禁煙することで、「歯周病にかかりやすさ」は4割も減るとのデータがあります。
b) よくかむこと ・・よく噛むことで、唾液が大量に分泌され、口の中の細菌が洗い流されます。
c) 食生活の見直し ・・糖分の多い食事を避けることで歯周病のリスクが下がります。
d) ストレスの解消 ・・ストレスを減らし、免疫力を高めることで歯周病のリスクを下げることができます。

歯周病は全身の状態と相互関係の深いものです。全身状態を良い方向にコントロールしていくことが大切です。

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